森のおさんぽ会 blog

瀬谷市民の森で、未就園児の親子を対象としたおさんぽ会のブログです。

おさんぽ会報告(10月13日)

やっと秋が来ましたね。10月13日、久しぶりに森のおさんぽ会を開催しました。0歳から3歳の9組の親子さんにご参加いただいて、かわいくのんびりと森で遊びましたよ~。

今回のクラフトは、どんぐりのバングル(針金の両端にどんぐりをくっつけたものを事前に作りました。バングルって手首に巻くアクセサリーだそうです。)を1つずつ皆さんに渡して、そのバングルに葉っぱや実で飾り付けしてもらう、というものでした。小さな子は、手首に巻くのは嫌がると思うので、遊び道具にしても、モビールにしてぶら下げて飾っても良いですよ~と、お任せしました。そのままを気に入って手首に巻いたお友だちも、投げてみるお友だちも、興味なくどんぐり拾いに没頭するお友だちも、飾りつけしてみるお友だちも、口に入れてみるお友だち(止めました(笑)。)も、いましたねぇ。

初参加の方もリピーターの方も、それぞれのペースでそれぞれの遊び方をしてくれて良かったなぁと思います。森の中は涼やかで、穏やかでした。こうして季節の移り変わりを感じながら遊べるのは楽しいです。ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました~(^_^)/。「どんぐりころちゃん」、お家でも歌ってくださいね♪

※今回のクラフトは、瀬谷区子育て応援ネットで盛り上げている「手形アート」にちなんで、手形ならぬ「手ごとアート」できるかな(笑)?と思い付いたものでした。瀬谷区子育て応援ネットのInstagram(@seyakukosodateouennet)もフォローしてみてください(#^^#)。

 

出張おさんぽ会

外遊びによい季節になりましたー♪

9月26日に、子育てサークル「すくすく」さんのサークル活動で本郷公園へ。10月6日に、子育てサークル「だるまの会」さんのサークル活動で瀬谷市民の森へ。それぞれ、お手伝いに呼ばれて、ただただ一緒にのんびり遊んもらってきました(笑)。

小さい子が自然の中で遊んでいる姿を見るのが、私は好きなんだな。その楽しさを、サークルの皆さんと共有できた感じがものすごくして、うれしかったです。でこぼこだったり柔らかかったりする場所を歩く、とか、何かを見つける、とか、どんぐり拾ったり……あれ? それって、となりのトトロの「さんぽ」の歌詞だなぁ~と気付いたりします(笑)。

すくすくさんと葉っぱアート等々して公園遊び。
だるまの会さんとも葉っぱアート等々。

きっと、トトロの「さんぽ」的な遊びを楽しめる本能は、多くの人が持っていて、忘れられがちなのかなぁ?なんて、思います。オトナになっても、「さんぽ」的な遊びができるのは、幸せなことですね。子育てサークルの皆さん、企画ありがとうございました。お疲れさまでした(^-^)!

 

秋の「森のおさんぽ会」は、10月13日、20日、11月1日、10日に開催です。11月はまだまだ空いていますので、ぜひ一緒に森で遊びましょう。

開催日や予約の最新状況は、ホームページに載せていますのでよろしくお願いします。

森のおさんぽ会 (peraichi.com)

 

 

瀬谷区子育て応援イベント2023

この秋も、瀬谷区子育て応援イベントが、区内4つの公園でそれぞれの日に開催されます(^-^)。TEAMドルフィンも子育て応援ネットに入っていて、先日の会議でイベント内容について話し合ってきました。

私は、10月18日㈬の本郷公園へ遊びに行く予定です。いろいろな遊びコーナーがある中で、『フィールドビンゴ』のコーナーを担当することに。これからビンゴの用紙を作るのですが、どんな項目を作るか考え中です。皆さんは、フィールドビンゴがどんなものかご存知ですか?小さな子から大人まで自然と触れ合えるネイチャーゲームです。赤ちゃん連れのママさんも、五感を気ままに動かせる小さな子も、みんなで楽しめるようにしたいなぁ~と思ってますので、よかったらお立ち寄りくださいね(^^♪

 そして、秋の森のおさんぽ会も10月13日、20日、11月1日、10日にありますよー。こちらで取り組むクラフト製作も、いま、試行錯誤中です。どの日にちもまだ空きがありますよで、ぜひご予約くださいね~。⇒ 27chika29@gmail.com

ホームページは、森のおさんぽ会 (peraichi.com)

 

 

おさんぽ会、秋4回の予定

9月になりました。まだ暑いですが、それでも空の様子や風の様子が秋の気配を見せるようになって、やっとホッとできそうですね。

10月は13日と20日、11月は1日と10日に、森のおさんぽ会を開催しますので、お知らせします(^-^)。ご予約は、①参加希望日、②参加するお子さまのお名前と年齢、③参加する保護者さまのお名前をメール等にてご連絡ください。⇒ 27chika29@gmail.com

こんなに夏が暑くて熱くて、地球温暖化について本当に根本的な対策を取らなければならないですね。いつも人類は「どうにかしないと!」と、自然をこねくり回してきたところがあるので、地球にとって害なことを「やめていくこと」も考えた方が良いのかもしれないです。

農畜産業や漁業への被害など多々ありますが、夏休みに子どもが「外で遊べない」ような、そんな危険な温度になってしまう状況に、私は危機を感じています。「そこ?!」と思われる方もいるかもしれませんが、いやいや、重要です!

少しずつ涼しくなって、外遊びしやすい時間も増えていくと思いますので、外遊びの楽しさを知る機会も増やしていきたいです。皆さんと森でいっしょに遊べたらうれしいです(^-^)。

旅先でおさんぽ(2)

前回に引き続き、沖永良部島への旅の話です。

沖永良部島滞在で私たちがヒマに感じなかったのは、あちこち回っておさんぽを楽しめたからというのも理由の1つかと思います。

島へは那覇経由で那覇に1泊してから向かったのですが、その時から私と子どもたちは、飛んでいる蝶が気になってしょっちゅう目で追っていました。大きい蝶が多い、黒色系の蝶が多い、とか。沖永良部島でもよく見かけました。

お世話になっていた農家の方が「島をよく知ってもらいたいから。」と観光案内を半日してくださったのですが、昇竜洞の入口で、カラスアゲハだかシロオビアゲハだか黒い蝶がたくさん飛んでいて興奮していたら、「神奈川には蝶はいないの?」と不思議そうなので、「います!いますけど、こんなにたくさんの黒系の蝶が、しかも手の届きそうなくらい近くにワイワイ飛んでません!」と言うと、受付のおじちゃんが「いま雨上がりで多いのかも。」とにこやかに教えてくれました。

亜熱帯の植生のため、蝶々の分布も関東付近とは種類が違ってくるのでしょう。沖永良部島の森は、深い黄緑、そんな色です。

左は宿舎の近くの小学校に植えられているガジュマル。右はホウオウボク

旅先でも、ふだんの生活の中で興味あることに、無意識のうちに目を向けているものだなぁと思いました。共に島で過ごしたKちゃんは、私たちがいつも海の中をのぞいたり、蝶を追いかけたりしているからか、「動植物を遊びながら観察することで、身近に自然環境の大切さ、生態について考えるきっかけになった」とのこと。Kちゃんは静岡で着物を勉強している学生さんで、芭蕉布について学びに沖永良部島に行ったので、私たちは芭蕉布について学ぶきっかけになりました。

島のマンゴーやバナナ、美味しかった!子どもたちは島に生えるバナナやパパイヤを面白そうに観察していました。右はたぶんハラビロカマキリ(関東にもいる)。

大山植物公園展望台からの景色(台風前でどんより空)

台風が去ってから横浜へ無事に帰宅しました。島の皆さんのおかげで、のん気に島で過ごせていた私たちを心配してくださっていた方から「やっと帰れてホッとするね。」と言われ、うーむ、帰り着いてホッとするなんてこともないかなぁ~と、帰宅後の片付けや連絡調整に追われていました。翌日の夕方にやっと、息子と近所を少しさんぽする時間を作ったら、ホッと帰った気分になりました。帰るって、そんな気持ちのことですね、きっと。

 

旅先でおさんぽ(1)

この夏も暑さが続きますが、皆さん楽しくお過ごしでしょうか?

私は、小6の娘と小1の息子と3人で夏休みに沖永良部島へ行ってきました。沖縄本島に近い鹿児島県の島です。島では、花農家さんの仕事のお手伝いをしながら、宿舎(古い一軒家)に泊まって、同様にこのプログラムに参加した仲間と自炊する生活。8泊の旅の予定でしたが、ちょうど帰宅する予定の8月1日は島の近くに台風6号がいて、行ったり来たりしていたおかげで、島の滞在が9泊延びて計17泊の旅になりました。

その間。仕事がある日は朝7時半から17時過ぎまで働き(子ども達もよく働きました。土日と暴風雨の日は仕事はお休み)、買い出し、掃除、洗濯をし、なぜだかヒマな時間は少なくて、でも、どこかのんびりと過ごせた日々でした。子ども達もテレビも宿題もなく、持参した本が数冊、遊び道具はトランプだけ、時々借りていた三線を弾く、といった生活を十分楽しんでいるようでした。

宿舎から海は見えませんが、島ですから少し歩けば海はすぐにありました。東シナ海と太平洋に挟まれていて、空と海の表情をいつも感じられるようでした。

私たちは、雨がひどくなければ、時間を見つけては海を見に行きました。めっちゃきれーいで穏やかな表情の時も、台風でこわーい表情をしている時も。晴れていても荒れていても、海ってきれいなんだね、と言いながら。生き物を観察したり、拾い物をしたり、風を楽しんだり。

こんな風に、旅先でのおさんぽも近所のおさんぽと同じように面白いです。地元と同じもの、違うものを見つけたりして。旅は、おさんぽの延長上にあるとも言えるかな。

皆さんにとって、旅行の楽しみは何でしょう? 旅先でのおさんぽもおすすめです。

 

※ちなみに、私たちが参加したのは、NICEが主催するワークキャンプ(基本的にボランティア)です。親子で参加できるプログラムは少ないですが、世界各地いろいろなワークキャンプがありますので、興味ある方はぜひホームページなど見てくださいね。

 

生き物の同定

自分の目の前にある自然物の名前を確定させる作業を同定といいます。森を歩いていると「これ何だろう?」がつきまとう割には、大概そんな疑問も忘れて疑問なままで終わってしまうことも多いです。動植物の種類の名前をもちろん知らなくても良いのです。でも、名前がわかると、つまり、区別がつくようになり、目に入るようにもなって楽しくなり、また、動植物を正しくわかることで危険回避もできます。

夏休みに入り、小1の息子の友だちに「森にカブトムシ捕りに一緒に行こう」とねだられ、そんなおねだりには喜ぶ私でして、他にも仲間を誘って行ってきました。カブトムシを探すってことは、まず好物のクヌギの樹を探すところから始まります。ですから、クヌギの樹がわからないとならないです。そうしている間に、森にはいろいろな樹が生えていることが「見えてくる」かと思います。

須黒達巳著「図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?」(ベレ出版)という本は面白く、例えば、教本を買うだけではバイオリンが弾けないのと同じように、見分けられる目をつくっていかなければ、図鑑があっても生き物を同定することはできない、とのことです。

学生時代に登山サークルに入っていた私は、当時、高山植物の花々はとってもきれいでもっと名前がわかるようになりたいなと少しずつ覚えていきました。その中で、チシマギキョウとイワギキョウは似ていて、図鑑を見てもいまいち違いが分からず、いつもどちらかを見つけてはいちいち悩んでいましたが、ある時、やっとこ違いがわかる(見える)ようになった喜びを思い出しました。今もその区別は簡単にできるはずです。

須黒さんはあとがきで、近い未来にAI同定等の技術が発達していったら人力による同定技術は必要なくなる時代も来るかもしれませんが、私は自分の五感による同定をやめないでしょう、と。素手の同定も引き継がれてほしいものです、と書かれています。

話は戻って、森でカブトムシを探している最中、仲間の一人に「どのクヌギの樹にいそう?」と聞かれたので、私もわからんわ、と思いつつ、「匂い」と、答えました。たぶんウソでもないです。

みんな、いろんな虫を見つけてよく遊びました。それぞれ、どんな風に森を感じられたでしょうか。成長と共に、見え方も感じ方も変わっていくだろうな。私も自然を見ながら私自身の五感を育てていきたいです。

鈴木純著「そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい」(雷鳥社)には、植物の名前を知ることは友達になるようなこと、まちにどんどん友達が増えていく、と書かれていました。森に行かなくても身近に野草や鳥がいます。いろいろな角度(遠くから見る、近くから見る、季節で見る、音を聞く、匂いを感じる、等々)でおさんぽを楽しめると良いですね。