森のおさんぽ会 blog

瀬谷市民の森で、未就園児の親子を対象としたおさんぽ会のブログです。

旅。あるいは、遊び。

 

私は、いつの頃からか、「よく遊び よく学べ」をモットーのように過ごしていて、今も家族や友人を巻き込んで、それは続いているように思います。

私は『旅』が好きです。私にとって旅とは、よい出会いや再会の機会を伴う、遊びと学び。

小学生頃くらいから、「どこかへ行きたい」といつも思っていました。どこか遠くを旅してみたいなぁと。

大学生になってアルバイトを始めると、稼ぎはほとんど旅費に費やされるようになりました。ユースホステルを利用したり、親戚の家を訪ねたり、北海道の酪農家に実習に行かせてもらったり。できる範囲で安く、国内のあちこちを。山登りのサークルに入っていたので、日帰り登山から3泊や4泊のテント登山合宿もしたし、友人とテントに泊まりながら電車で旅したこともありました。

社会人になってからも旅への意欲は収まらず。「国際協力」も担当する課に配属されたのを機に、英会話を習い始めて夏休みなどを利用して海外へも行きました。ニュージーランドへホームステイと語学研修をしに行ったり、ベトナムへの農産物研修旅行に母校の学生に混ざって参加したり、国際ワークキャンプ(多国の若者が集まってボランティアワークをしながら共同生活をします)に参加するためデンマークへ行ったり。アラスカやコスタリカなどへ自然観察をしに行ったり、カナダやスウェーデンにオーロラを見に行ったり、モロッコへホームステイに行ったり…等々。

週末は国内への旅へ。幼なじみがよく計画してくれて一緒に登山をしていました。勤務先が東京駅だったので、職場で着替えてそのまま夜行バスや電車で旅先へ~なんてこともしばしば。冬はスキーなど雪遊びもしたし、スキューバダイビングを始めると海への旅も増えました。平日は、部屋に片付けきらない山道具やダイビング器材の隙間で寝るのが心地よかったです。

ひとりで旅することもあれば、友人や仲間と旅することもあり。どちらにしても、その旅ごとに何か私のテーマや目的も持って、また、多くの出会い、予測していなかった出来事も楽しみつつ。このように私の独身時代は、遊べるうちに遊んでおこうとばかりに日帰りでも泊まりでも、東西南北、登ったり、潜ったり…と、遊んでいました。

私の大好きな、石川直樹さん(一応の肩書は写真家かな。彼の本や写真が大好きで昔はよくトークイベントに行ったりもしていました。)から教わった言葉、「ここではないどこかへ。あるいは、どこでもなく今ここに。」はいつも私の心のどこかにあります。

それこそ本当に本当に広範囲(高度も、緯度も、未来も過去も、あらゆる意味で広く深く。)な旅をしている彼は、子育ても冒険の1つと言っていました。

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毎日、毎日、新しい発見と驚きに満ちているはずの子どもから教えてもらうことはきっとたくさんあって、気付かずに見過ごしてしまっていることも多いかもしれません。遊びだらけの彼らにそうそう付き合ってはいられませんが、彼らに付き合える日々も、そうは長くないな、と実感しつつもあります。

今は、母という旅も楽しみたいものです。いや、結局子どもと遊んでいるだけか(笑)。

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私が持っている石川直樹さんの本。

「いま生きているという冒険」は先日、10歳の娘が手に取って読んでいました。

最近の石川さんの著書も読みたいと思う今日この頃です。