森のおさんぽ会 blog

瀬谷市民の森で、未就園児の親子を対象としたおさんぽ会のブログです。

知っていること、わかること

4月17日と5月1日に、石砂山(いしざれやま)という山に家族で登りに行きました。

ギフチョウを見てみたい」と言い出したのは娘。関東地方で見られるのは石砂山くらいで、例年、4月10日頃にギフチョウの乱舞が山頂付近で見られるそうです。私たちは行く時期が少し遅く、天気もいまいちだったからか、2回とも見ることはできませんでした。来年、再チャレンジすることにしています。

石砂山にて。右の写真はギンリョウソウ

ギフチョウ、というのはアゲハチョウに似た蝶々で、図鑑にももちろん載っています。それでも、実際に見てみたい、という娘の気持ちはよくわかります。「わかりたい、感じたい。」というのが、私の旅への衝動なので。娘のおかげで、家族のよい思い出ができました。

知識として知っていることはたくさんあるかもしれない。でも、何をどうわかるか、って人それぞれ。

私は子どもの頃、理科の生物が好きだったのですが、生物が好きだ!と確信したのは、次のような図で示された、生態系を知った時だったかと。きっと、日ごろ無意識に経験していたり疑問を感じていたことが、図に表されていて、理にかなった生命の循環に感心し、「なんか、わかる!地球ってすごい!…でも、やっぱり人間ってこの図からは逸脱している気がする。」と思ったものです。今でもこの図を見るのは好き(笑)。

 

ここ数年、瀬谷付近のミズキの木にはキアシドクガが大量発生していて、瀬谷市民の森でも4月はキアシドクガの幼虫(毒はないですが毛虫なので大量にいると気持ち悪いです。)がうじゃうじゃいて寄りつけなかったのですが、今年の4月は、いないのです。(いや、今日森に行ったら、1匹は見つけました(笑)。)昨年は葉が食べられて丸坊主になっていたミズキに花が咲いています。

自然界では、ある1種が大量発生しても、生態系のバランスの中での一時的なことのようです。これについてもまた、森に通うことでわかった感じがしています。

少しお勉強っぽいことも書きましたが、ぜんぶ「遊び」です。わが子にも「遊ばないと馬鹿になるよ」と言っています。

よく遊び、よく学び、人間としてどう生きていくべきかを考えたいものです。にしても、楽しくね。

 

オトナもコドモも。一緒に遊びましょう。未就園の親子さん、森のおさんぽ会の空きがまだありますよー。

5月18日㈬、20日㈮、6月1日㈬、10日㈮です。

ホームページ→森のおさんぽ会 (peraichi.com)