息子の春休みが、娘より一足早く始まったので、息子と二人で福岡へ旅行をしてみました。飛行機に乗るのは息子は初めて。私は6年半ぶり。旅先でも、家にいるのと遊び方はたいして変わらないなぁ~とはつくづく思ったのですが(笑)、楽しい3日間でした。
福岡では、私が10年以上前に東京で勤めていた時の後輩と久しぶりに会えて、その息子さん2人を含めて5人、まるで落ち着かない騒がしい夕飯を取りました。夕飯後に公園に行くと、男児3人が一斉に走って遊びだし「これって、夜遊びか(笑)?」と苦笑しつつ、彼女といろいろ話もできました。彼女の旦那さまは転勤が多く、転勤の度に家族で引っ越しをしているので、結婚後ずっと瀬谷に暮らして同じ地域の方々に支えられているいる自分自身と比べると、苦労も多いだろうなぁと想像していたのですが。彼女とその子らを見ていたら、「この先も。どこに住んでも。この子たちの帰る場所は、彼女のいる場所なんだな。」と、ふとそんなことを感じたのでした。
家族構成や事情はそれぞれなので、一概にというわけではありませんが、『母』というひとりの単体が、帰る場所になり得る、と改めて。
思えば、おさんぽをしている最中も、そんな場面の小さな連続です。ずっとママの場所から離れない子もいますし、成長と共にママの場所から離れて遊んで時々ママの元へ戻ってくる子も。当たり前のようなことだけれど、とても温かい親子の関係。
とは言っても。普段から常にママさんは子どもに笑顔で「おかえり」と言える場所でありたいけれど、四六時中一緒にいるとそうもいかず、時々、行き詰ってしんどくなることもあるかもしれないです。ですから、パパさんはもちろん家族の存在は、表立って見えない部分でも、遠くにいても、きっと大きいです。
「森のおさんぽ会」などを通して地域の育児支援に携わっている身として思うのは、一時的に瀬谷に暮らすことになったママさんにも、ずっと瀬谷界隈で暮らしているママさんにも、わが子が帰る場所としての『母』の役割を、抱えこまなくても良いよ、と、明るく過ごせるように、そして、母役としてだけではなく、その人らしくいられるように、ご近所さんとしてささやかな機会を作れたら…ということです。ふるさとは、1つじゃなくても良くて、瀬谷も、地元の1つ、みたいに。一期一会、なんて言葉もありますが、私はそんなに堅苦しく考えてもいないかなぁ(笑)。
今年度も、一緒にどこかで遊べるご縁を楽しみにしています(^^)。