私の小学5~6年生の時の担任の先生は印象に残り、多感な時期と重なってもいたのか比較的覚えていることが多いのですが、そのひとつ。
「大造じいさんとがん」という、狩人の大造じいさんとがん(鳥のガン)の本の読書感想文を書いたら、担任の先生が「コンクールに出すから校正しましょう」と言ってくれ、居残ってあれこれと先生とやり取りをして提出することになりました。動物が好きだった私は当時から「野生とはなんぞや?自然って?人間ってなんだ?」と考えていたので、鳥を狩って生きる人の話にも頭がぐるぐるになって悩み、まとまりがないまま終えた感じがしていました。
その後、先生から「あの感想文ね、『読書感想文』じゃなくて『手紙』部門に出してみたの。佳作だったわよ、うん、よかった」という報告をもらったのです。
『読書感想文』のつもりで書いた作文が『手紙』になるのか???と衝撃的な出来事でした。その先生を今でもスゴイと思っていることのひとつです。
文章を書くときは、誰かが読むことを前提にしていることが多いので、何でも手紙になり得るのかもしれないですね。
森のおさんぽ会では、参加者にプリント1枚渡しています。そこには、クラフト製作の方法や、手遊びの歌詞などを書いており、おさんぽ中に使うというよりは、家に帰った時の振り返り用に作っています。また、それだけでは味気ないので、私がその時に思い付いたことや考えたことをイタズラ書きのように添えています。本当に些細な内容ですが、参加者への想いを込めて、手紙のようになれば良いなと意識しています。
そして、このブログもまた「日記」というよりは「手紙」。誰が読むかわからないけれど(おそらくほとんど知人)、私自身が読んでも気持ちの良いような言葉を綴れたらよいなと思っています。私が考えていることは、おそらく、今も、小学5~6年生当時に考えていたことと大差なく(笑)。独りよがりで、わかりにくく、押しつけがましいところもありますが、多少、まるみのある文章も書けるようになったかなぁ~。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
皆さん、メリークリスマス♪ サンタさんが訪れますように。